朝日新聞が、日本の変革を阻害する(2) ~橋下の教育改革~
昨日の記事の続き。
変革について。
ちょっと話は変わるけど、日経ビジネスで、「デュポン」特集を読んだ。
記事が素晴らしかったので、ちょっと紹介。
デュポンって、その名前からフランスの会社と思っていたけれど、アメリカの会社だったんだね。 知らなかった。 フランスから移民したデュポンていう人が、創業したらしい。
1802年、火薬製造で創業、儲ける。20世紀は、ナイロン、テフロンを開発し、化学品で儲ける。21世紀は、バイオで儲ける方針である。この間、1918年にあのGMを買収するが、反トラスト法でやむなく売却。石油会社コノコの買収、売却をしている。凄いのは、コノコの売却で、売上を450から247億ドルに落としてでも、売却益をバイオに投資したことである。そして、信じられないことに、デュポンの代名詞ともいうべき、売上げの20%を占める化学品を分社化するのである。 その根本思想は、価格競争になってきた商品部門は、売却等で切り離し、価格競争市場からは撤退し、イノベーションに生きる、ということである。
また、デュポンは、1910年代に、世界で初めて事業部制を導入した。M&Aで複数事業で社内がこんがらがったので、導入したらしい。
これぞ、ザ・アメリカという会社である。 素晴らしい。
しかし、最初からこのような会社ではなかった。現実と悪戦苦闘しながら、歩んだ結果、イノベーションに生きる会社になったということだ。
さて、長々と書いてしまったけれど、書きたかったのは、デュポン中興の祖、チャールズ・ホリデー前CEOのこの言葉である。
事業再編には、リスクが伴う。 しかし、何も変わらないことは、もっとリスクが伴う。 再編で重要なのは、タイミング。 再編が必要かどうかには、時間をかけない。 「何を変えるべきか」そして「いつそれをやるか」だけだ。
何も変わらないことは、もっとリスクが伴う。 橋下の教育改革もそう。 これに反対する朝日新聞が、日本の変革を阻害している。
スポンサードリンク
関連記事
-
朝日新聞は拝金主義だったのか!
ネットで調べごとをしていたら、たかじんのそこまでいって委員会で有名になった中部大学教授・武田邦彦の音
-
大阪ダブル選挙分析、維新完勝。
昨日、大阪ダブル選挙。 維新の松井氏が知事に、吉村氏が市長に当選した。 その詳細な結果が出てき
-
朝日新聞、かなり紙面を割いて、池上彰の掲載拒否を謝罪する。
朝日新聞の慰安婦虚偽報道キャンペーンも31日目。 いつまで、続くことやら。 朝日が記者会見を開
-
諸悪の根源である大阪市議会はつぶさないとダメだ、過激になってきた橋下市長の発言。
いつもの定例会見で、大阪市バスの話題になった(動画)。 大阪市バスは、民営化しないと、全然
-
朝日新聞の国会招致の是非。 記者会見のタイムリミットは9/5だ。
朝日新聞の慰安婦虚偽報道キャンペーンも25日目。 1ヶ月が近づいた。 朝日が記者会見を開くまで
-
慰安婦強制をねつ造した福島瑞穂を祭り上げる記事を書いた朝日新聞、反省する気なし。
朝日新聞の今日の朝刊で、福島瑞穂を土井たか子の護憲の後継者みたいに祭り上げていた。 福島瑞穂と言
-
朝日の謝罪会見、記者のつっこみが甘すぎる。
昨日、朝日新聞の木村社長の謝罪会見を見て、直後に書いた記事でも触れたけど、記者のつっこみが甘すぎる
-
今月の政治ブログは、朝日の慰安婦虚偽報道の追及月間だ。 ~朝日が会見を開くまで~
今月の政治ブログは、朝日の慰安婦虚偽報道の追及月間だ。 決して、朝日批判のブログを切らしてはダメ
-
維新、完勝には届かず。 ~大阪府議選の分析~
昨日、地方選挙が行われた。 都構想の前哨戦と言われた、大阪府議選・市議選の結果が注目された。
-
せっそうのない朝日新聞 ~小沢一郎に応援頼む~
今日5/24の朝日新聞で、集団的自衛権に反対するのに、わりと大きなスペースを割いて、あの小沢一郎に