*

朝日新聞の真の問題児は、木村社長ではなく、秋山会長だ。

公開日: : 朝日新聞

 朝日新聞の木村社長が9/11に謝罪会見を開いて、「吉田調書」のついでに、「慰安婦虚偽報道」に触れた。
「慰安婦虚偽報道」については、ついでではなく、別途、謝罪会見を開くべきだと思うが、その責任者は、木村社長ではなく、秋山会長がやるべきである。

[朝日の「慰安婦虚偽報道」の歴史]
1982年大阪社会面での吉田清治証言に基づく済州島での「慰安婦狩り」報道。
1992年社説での「『挺身隊』の名で勧誘または強制連行され」と表現した。
これが、1992年1月の宮澤喜一首相訪韓直前だったため、その真偽を調べる間もなく、宮澤首相は、韓国で謝罪を繰り返し、さらに翌年、河野洋平官房長官が慰安婦問題についての談話を発表することになった。

さすがに、政府まで動くとなると、一連の報道への検証が急速に進むことになった。その結果、吉田証言の事実無根、「挺身隊」と「慰安婦」の混同などが明確になり、1992年8月以降は、日本のメディア各社は吉田証言を前提とした報道を控えることになる。ただ控えただけで否定も修正も行わなかった。

そして今回の2014年9月、誤報道を認めた。

[秋山 耿太郎]
1968年 朝日新聞社入社。
2001年政治部長などを経て、取締役、
2003年常務。
2005年6月24日朝日新聞社代表取締役社長就任。
2006年3月、長男が大麻所持で逮捕される。
2012年6月26日に代表権のない会長に就任。
2011年7月20日社団法人日本新聞協会会長に選任された。

[木村 伊量]
1976年、朝日新聞社入社
政治部長
2011年6月、取締役
2012年6月26日、朝日新聞社代表取締役社長就任。

1982年最初の慰安婦報道の時、秋山現会長は、入社14年目、課長ぐらいになっているかもしれない。
木村社長は、入社6年目、知っているぐらいだろう。

焦点となるのは、宮澤喜一首相訪韓直前の1992年1月の報道だ。
その時、秋山現会長は、入社24年目、政治部部長だったと予想される。
木村社長は、入社16年目、課長だったと予想される。
ということは、1992年1月宮澤喜一首相訪韓直前に慰安婦報道を仕掛けた責任者は、秋山現会長と考えて間違いないだろう。
その功績により、5人抜きの異例の社長抜擢につながったと、推定できる。

さらに、問題なのは、2005年社長就任後、長男が大麻所持で逮捕されても、社長であり続けたことだ。
当然、社内でも退陣論が起こったことであろう。
新聞社で、社長で有り続けるなんて、普通不可能だ。
これを封殺したということは、強権的政治を行なったということだ。
これ以降、だれも逆らえない風土が築かれたと考えて、間違いないだろう。

そして、朝日新聞の嘘をついてでも世論をリードする風潮は、秋山現会長によって、築かれた。
それが、2011年日本新聞協会会長に選任された時の挨拶に表れている。
「東日本大震災や社会保障の問題など、日本は大きな危機に直面している。世論に誤りがないように引っ張っていくのが新聞の役割だし責任でもある」

「世論に誤りがないように引っ張っていく。」、ここに彼の傲慢な考え方が表れている。

木村社長が辞任しただけでは、ダメだ。
秋山現会長を辞めさせない限り、朝日の改革は達成できない。

スポンサードリンク

関連記事

朝日の慰安婦虚偽報道、女性の7割が検証不十分と回答。

 朝日新聞の慰安婦虚偽報道キャンペーンも7日目、1週間経った。 まだ、イケルね。  産経が手を緩

記事を読む

蛇のようにまとわりつく朝日新聞記者 ~橋下市長会見~

 久しぶりに、橋下市長の会見をyou tubeで見たら、凄いことになっていたねえ~。 大阪都構想の

記事を読む

慰安婦で新談話を自民が要請。 朝日新聞は他人事。

 朝日新聞の慰安婦虚偽報道キャンペーンも16日目。 朝日が記者会見を開くまで書く。  今日の

記事を読む

朝日の慰安婦虚偽報道、あの中国メディアにも批判される。

 さて、朝日新聞の慰安婦虚偽報道キャンペーンも6日目に入った。 朝日が記者会見を開くまで、書き続け

記事を読む

あらゆる企業・個人の記者会見は、朝日記者の入場を拒否しよう。

 朝日新聞の慰安婦虚偽報道に関するブログも5日目に入った。 いつまで続けられるかな。 朝日が記者

記事を読む

朝日新聞の検証の道筋はついた。いつ木村社長と秋山会長は辞めるんだ。

 朝日新聞の第三者委員会の第一回会合が開かれ、「信頼回復と再生のための委員会」も結成され、今朝の新聞

記事を読む

韓国を批判できない朝日新聞。 ~産経起訴問題~

 産経新聞の加藤達也・前ソウル支局長が、韓国の朴槿恵パククネ大統領の名誉を毀損きそんしたとして在宅起

記事を読む

朝日新聞が、日本の変革を阻害する(2) ~橋下の教育改革~

 昨日の記事の続き。 変革について。  ちょっと話は変わるけど、日経ビジネスで、「デュポン」特集

記事を読む

朝日新聞の凋落

今年の朝日新聞への入社で、東大生がゼロだそうである。 別に、東大生がゼロでも悪いことではないと

記事を読む

朝日に広告だしてる企業の講談社、三省堂は、見識を疑うね。

 朝日新聞の慰安婦虚偽報道キャンペーンも11日目。 今日は何もない。 期待していた、「たかじんの

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

  • にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
PAGE TOP ↑